作品詳細の「知識に質問」を使うと、作品の本文や用語集・設定資料を取り込み、その内容について質問できます。回答には根拠となった本文の行が付くので、設定の食い違いや書き漏れを確かめるのに役立ちます。取り込んだ内容から人物や場所などの設定を一覧にし、矛盾しそうな箇所を洗い出すこともできます。
開き方
作品詳細の画面右上にある「知識に質問」を押すと、右側にパネルが開きます。スマートフォンでは、吹き出しのアイコンだけが表示されます。
パネル上部の「質問」「設定」で表示を切り替えます。作品詳細の中でタブを移動しても、パネルの内容は保たれます。
使える人
- 質問:作品を閲覧できる人が使えます。
- 取り込み:取り込み先によって必要な権限が違います。
| 取り込み先 | 取り込める人 | 参照できる人 |
|---|---|---|
| 自分のみ | 作品を閲覧できる人 | 取り込んだ本人だけ |
| この作品(ビジネス表示では「この分析」) | 作品を編集できる人 | 作品を閲覧できる人 |
| ブランド全体 | 作品を共有でき、ブランドの設定を管理できる人 | ブランドのメンバー |
権限が足りない操作はエラーになります。プロジェクトでの役割は「プロジェクトのメンバーと権限を管理する」をご覧ください。
1. 資料を取り込む
質問する前に、対象の資料を取り込みます。
- 「取り込み先」で「自分のみ」「この作品」「ブランド全体」から選びます。チームで使うなら「この作品」がおすすめです。
- 「対象の版」に作品の版が「第1版」「第2版」のように並びます。取り込みたい版の「取り込む」を押します。
- 作品に紐づく用語集やキャラクター・世界観・アーティファクトの資料は「用語集・設定資料」に並びます。必要なものを同じように取り込みます。
- 状態が「処理中」から「取り込み済み」に変わるまで待ちます。
取り込みの状態は次のとおりです。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 未取り込み | まだ取り込んでいません |
| 処理中 | 取り込み中です |
| 取り込み済み | 質問に使えます。取り込み直した場合は「取り込み済み(第2世代)」のように表示されます |
| 失敗 | 取り込みに失敗しました。もう一度「取り込む」を押してください |
| 無効 | 使えなくなった資料です。「取り込み直す」で取り込み直せます |
取り込む資料の選び方
- 最新の設定を確かめたいときは、最新の版だけを取り込みます。古い版を混ぜると、変更前の設定が根拠に出ることがあります。
- 版どうしの違いを確かめたいときは、比べたい版をそれぞれ取り込みます。
- 用語集やキャラクター資料を一緒に取り込むと、本文に書かれていない設定も根拠にできます。
- 本文を大きく直したときは、「新しい版を追加」で新しい版にしてから、その版を取り込むと確実です。
取り込み直す
取り込み済みや無効の版・資料には「取り込み直す」が表示されます。用語集や設定資料を書き換えたときや、「要再確認」の設定を更新したいときに使います。
- 取り込み直したい版・資料の「取り込み直す」を押します。
- 「取り込み直しますか?」「既存の取り込み内容を新しい内容に置き換えます。取り込みが完了するまで、この版は質問に使えません。」と確認されます。「取り込み直す」を押します。
- 状態が「処理中」から「取り込み済み(第2世代)」のような表示に変わるまで待ちます。
取り込み直しても、最初に取り込んだときの「取り込み先」に入ります。画面上部の「取り込み先」を切り替えていても、別の場所に新しく作られることはありません。
2. 質問する
- 「質問」に切り替え、「対象の版」で質問に使う取り込み済みの版にチェックを入れます。
- 入力欄に質問を書きます。
- 回答の範囲を選びます。
- 「質問」:取り込んだ資料の範囲だけで答えます。設定の確認に向いています。
- 「提案を含める」:資料をもとに、新しいアイデアの提案も含めて答えます。
- 「質問する」を押します。
質問は具体的に書くと、的確な根拠が見つかりやすくなります。
- よい例:「主人公が故郷を出た年齢は?」「第3章でアリスが持っている道具は?」
- 答えにくい例:「この作品について教えて」
3. 回答と根拠を読む
「回答」は文ごとに種類が表示されます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 原文 | 資料に書かれている内容です |
| 推論 | 資料の内容から導いた内容です。根拠と照らして確かめてください |
| 提案 | 「提案を含める」で作られた新しいアイデアです |
「根拠」には、回答のもとになった箇所が「12〜15行目」のように表示されます。
- 本文の根拠を押すと、本文の該当行へ移動し、しばらく強調表示されます。
- 用語集・設定資料の根拠は「編集画面を開く」から、その資料の編集画面を新しいタブで開けます。
- 「設定」で確定した内容が根拠のときは、そのことがわかる印が付きます。確定した設定は、資料より優先して回答に使われます。
根拠が見つからないときは、次のように表示されます。
- 「資料に見当たりませんでした(存在しないという意味ではありません)」:取り込んだ資料に該当箇所がありません。取り込む版や資料を見直すか、質問の言い方を変えてください。
- 「取り込み済みの資料がありません」:先に資料を取り込んでください。
- 「根拠の付かない文が含まれています」「資料にない根拠を除外しました」:根拠の無い文は、そのまま信じずに本文で確かめてください。
- 「文字数の上限により、一部の資料を参照していません」:対象の版を減らして質問し直してください。
- 「引用した確定設定がその後変更されています」:回答後に設定が直されています。もう一度質問すると最新の設定で答えます。該当する根拠には「変更あり」と表示されます。
4. 設定を一覧にする(設定ビュー)
「設定」では、取り込んだ本文からAIが人物・場所・持ち物などの要素と、その関係や属性を抽出して一覧にします。
抽出する
- 「設定」に切り替えます。
- 「抽出」で「対象の版を選択」から取り込み済みの版を選びます。
- 見積もりに「対象の区切り数」と「今月のAI利用量」が表示されます。上限を超える場合はボタンが押せず、理由が表示されます。
- 「設定を抽出」を押します。進み具合は「順番待ち」「実行中」「完了」で表示されます。
抽出にはブランドごとの月間利用上限があります。「月次の利用上限に達したため停止中です。再実行すると再開します」と表示されたときは、上限に余裕ができてから(翌月など)同じ版で「設定を抽出」を押すと続きから再開します。
一覧を確認・修正する
「設定一覧」は「確定」「要再確認」「却下済み」「矛盾」のタブに分かれています。
- 確定:AIが抽出した設定です。誤りがあれば「訂正」、不要なら「却下」を押します。
- 要再確認:本文を取り込み直したため、見直しが必要な設定です。版の「取り込み直す」で取り込み直してから再抽出すると更新されます。
- 却下済み:却下した設定です。「復元」で戻せます。
- 要素の名前は「名前を訂正」で直せます。同じ人物や場所が別名で重複しているときは「同じものとして統合」でまとめます。統合は「統合を取り消す」で戻せます。
- 「推論」と表示された設定は、ほかの設定から導いたものです(「連鎖」「双方向」「逆関係」)。直接は直せないので、導出元の設定を直してください。
訂正や却下が、過去の回答や矛盾候補に関わる場合は「影響: 回答2件・矛盾候補1件」のように通知されます。ほかの人が先に同じ設定を更新していた場合は「他の人が先に更新しました」と表示され、一覧が最新の内容に戻ります。
5. 矛盾候補に対応する
「矛盾」タブには、設定どうしが食い違っている可能性のある組み合わせが並びます。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 所属・所在が食い違う | 同じ人物が、別々の組織に所属していると書かれている |
| 同じ属性名で値が違う | 年齢や身長が、箇所によって違う |
| 型の制約に反する | 決めた型のルールに合わない関係がある |
候補ごとに両方の設定と根拠が表示されます。根拠を押して本文を確かめ、次のように対応します。
- 本文が誤っている:本文を直した新しい版を追加し、その版を取り込んで抽出し直します。
- 抽出が誤っている:「確定」タブで該当する設定を「訂正」または「却下」します。
- 意図した違いである(成長や時間の経過など):「無視」を押します。「無視済み」に移り、「元に戻す」で戻せます。
設定を直したあとは「再検査」を押すと、矛盾候補が更新されます。「推論経由」と表示された候補は、推論した設定が原因です。導出元の設定を確かめてください。
うまくいかないとき
| 表示・状況 | 対処 |
|---|---|
| 「処理中」のまま変わらない | しばらくしてからパネルを開き直してください。「取り込みの確認を中断しました」と表示された場合も同じです。 |
| 取り込みを開始できませんでした | 取り込み先に必要な権限があるかを確認してください。 |
| 質問できる版がありません | 分析が完了した版がありません。作品の分析が終わってから開いてください。 |
| 取り込み済みの版を1つ以上選んでください | 質問に使う版を選んでください。 |
| 権限が変更されたため中止しました | 作品やプロジェクトの権限が変わりました。権限を確かめてから質問し直してください。 |
| 抽出の権限がありません | 取り込み先の編集権限が必要です。 |