こんにちは。IPKです。11月23日開催の16回目 アートディレクター養成講座の出席logです。
講師:榮良太 氏
株式会社博報堂
博報堂 HAKUHODO Inc.
過去実績
- GUCCI×JOJOのコラボ
集英社女性誌「SPUR」の新聞広告:アートディレクション - Loft×進撃の巨人
タイアップキャンペーン:アートディレクション - JOJO展 アートディレクション
- 東京ADC賞、JAGDA新人賞、NYADC賞など受賞。
講義の内容
- 課題の講評
- 広告課題(Metro Ad Creative Award)
セカンド冷凍庫、 スリムフリーザーを置きたくなる電車中吊り広告を作成
横幅36cmのスリムフリーザー
- 広告課題(Metro Ad Creative Award)
デザイン案の概要
スリムフリーザーの主なターゲットである「家族層」に向けて、家族それぞれの視点からどのように役立つかを生活に寄り添ったビジュアルで優しく訴求しました。見る人との簡潔なコミュニケーションを生み出すことを目指し、これらの視点を反映した広告ビジュアルを連続して電車内に掲出することで、さまざまな人が利用する電車内でも幅広い共感を得て、メッセージを効果的に伝えることを意図しています。
ストーリー
題材であるスリムフリーザーは横幅36cmのコンパクト設計で、置く場所を選ばず幅広い家庭で利用可能です。また、コロナ禍をきっかけに作り置きや冷凍食品の需要が増加し、冷凍庫スペースの不足を感じる人が増えている中、この課題をどのような視点で訴求するかをまず検討しました。
一般的な冷凍庫の広告は、保存場所としての機能を訴求するコピーが多く見られます。しかし、冷凍スペースを拡張するという視点を、ターゲットである家族層の生活に即して見直した場合、それぞれの家族にとって次のような役割を果たせると考えました。
- 父親にとっては、お酒や釣りで釣った魚の保存場所。
- 母親にとっては、これまで買ったことのない食材を手に取り、新しい料理に挑戦する機会。
- 部活に励む息子にとっては、スポーツドリンクやアイスパックを冷やし、体のケアに役立つ家電。
このように、セカンド冷凍庫「スリムフリーザー」を家族それぞれの「趣味や夢、挑戦を支える家電」として見立てて考えました。
表現のポイント
家族それぞれの生活のワンシーンを切り取り、スリムフリーザーが裏で支えている日常を描きました。また、使う人や目的によって異なるスリムフリーザーの中身をアウトラインで表現することで、セカンド冷凍庫を設置した際の具体的なイメージが湧きやすくなり、自分ごととして共感を得られるのではないかと考えました。
コピー
あなたの□に寄り添いたい
家族それぞれの個性や目的に合わせたワードが□に入り スリムフリーザーの 36cmのスリムさと空間に調和するデザイン性の 高さから、そっと佇んで寄り添う様をコピーにしました。
デザインイメージ
- 母親ver:あなたの挑戦に寄り添いたい。

- 父親ver:あなたの趣味に寄り添いたい。

- 娘ver:あなたの初恋に寄り添いたい。

- 掲出イメージ

- 博報堂 榮良太 氏:講評
家族みんなが共有するものでも、それぞれの生活視点から見ると同じ認識で使われているとは限りません。この視点を発見し、そのコンセプトを基に最終的なビジュアルまで一貫して展開されている点が、とても美しく感じられました。特に、娘バージョンの「あなたの初恋に寄り添いたい。」という提案は非常に完成度が高いと感じました。
ただし、ビジュアル面では情報をさらにシンプルに削ぎ落としても良いかもしれません。例えば、冷蔵庫内のアウトラインを省略し、キャッチコピーの背景にスリムフリーザー本体のビジュアルを配置するなど、より簡潔なデザインにすることで、全体の完成度がさらに向上すると感じました。Metro Adのコンペ〆切に向けて、更にブラッシュアップをして欲しいです。
