お疲れ様です、IPKです。
今回も、10月22日に行われた11回目のアートディレクター養成講座のレビューを書いていきたいと思います。
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・アートディレクター養成講座 11回目 10月22日
講師:八木 彩さん
アレンス株式会社
アレンス株式会社 | ARENCE Inc. | 八木彩と青田剛によるブランディングデザインの会社。
手掛けた案件
ぶどうのワンピース
ぶどうのワンピース | アレンス株式会社 | ARENCE Inc.
石鹸:QUIENSUM
QUIENSUM | アレンス株式会社 | ARENCE Inc.
講義の内容
01.電通時代に働いていた内容・仕事への意識の変化
02.独立してからの案件ベースの説明
03.講義
・ブランディングとは何か?
・Q&A
今回の講師は、Artsの養成講座の卒業生で、電通に入社後、オリンピックの新聞広告や「いち髪」のパッケージデザインおよび広告ビジュアルを手掛けました。2023年に「アレンス株式会社」として独立後、TAMAnewTOWNのリブランディングや新ヘアブランド「GINZUBA」のブランディングデザインなど、多くのプロジェクトで成果を上げ、現在もアートディレクターとして第一線で活躍している八木彩氏が講師でした。
講義の前半では、電通での仕事を通じて自分が手掛けた広告が短期間で消費されてしまうことに葛藤を感じるようになった事。そしてクライアントに対して単発の広告ではなく、ブランディングそのものから深く関わりたいという思いが芽生えたことが語られました。こうした悩みを軽減するために独立を決意するに至った過程や、その中での葛藤や失敗についての話が中心でした。
その後、ブランディングデザインのプロセスに関するフローチャートや、どのような思考やコンセプトからアウトプットに至ったのか案件ごとの説明がありました。特にクライアント企業のフェーズによってブランディングの方法が異なることが説明されました。ブランディングが過剰な制約を生み、マーケティングに影響を与えることもあるため、企業のフェーズに応じて優先事項を見極めしっかりとしたトーン&マナーやルールを設定することが重要だと述べられました。これらのプロセスを踏まえた上でどの媒体を選定し、プロジェクトを進めるかという話が印象的でした。
また八木氏の電通時代の話で、マーケティングやブランド戦略は自社のストラテジックプランナーが担当し、デザイナーは与えられた条件に従って多くの案を出すのが一般的です。幅広いアイデアを検討することが重要だと理解しつつも、クライアントのブランディングから外れた案を大量に出す現状に違和感を感じていたそうです。そこで、アウトプットを行うデザイナー自身がクライアントと直接接点を持ち、独自にリサーチを行い、相手が求める提案の本質を見極めることが重要だと語り、制約の中で的を絞ったアイデアを出すことの必要性を強調していました。
講義の最後に、講師は若手の頃「言語化が全く得意ではなかった」と語りました。多くのデザイナーやクリエイターは、自分の作品をうまく言葉で説明できないことが多いそうです。確かに、提案のビジュアルやクオリティでクライアントを納得させる案件もありますが、モノやサービスが溢れ、表現ツールも進化した現代では、表現のクオリティと同様に、それを説明するための「言葉」が重要だと述べていました。この点は他の講師たちも共通して強調しており、改めて言葉の大切さを再確認しました。
